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ボニエトラ(跡地)

2012.10〜2019.10

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玄徳さん

10人を1周ずつした時点で、私が好きだったキャラは、玄徳さん、師匠、仲謀の3人。
この中で1番は選べません!
みんなそれぞれいいんだよ!!

そんなわけで、この3人だけ改めて2周目をやりました。
2周目から開放されるエピソードにはキュンキュンしたよ!!

というわけで、出会った順にこの3人を語っていこうかなあと。

…もう1周したら、違う一面とかが見えてもっと好きになるキャラもいそうなんだけど、時間の都合で今回はパス。
数年後にやりたくなったらやるかも。(長期戦!)
(ただ、後日談シナリオだけは全員、何回も見てますw)

まずは玄徳さん。
三国恋戦記~オトメの兵法!~玄徳さんは、体験版をやった時から好みだったな。
第一印象の良さは文句なし。
出会いのシーンでの、あの思考の柔軟性。
あんな得体の知れない女の子に興味津々なとことか、好奇心の強さとか、ホントたまんない。
偉い人なのに偉ぶらないとこなんて、王道だけどホントいい。


そういやあれはウケた。
新野で、玄徳さんと花ちゃんの二人で囮になってた時の会話。
玄「そういえば……、お前が新野に来てから少し経ったが、気づいたか?芙蓉のこと」
花「芙蓉姫がどうかしたんですか……?」
玄「あいつに対して違和感とかなかったか?」
花「いえ、特に何も……」
玄「気づいてなかったか……」
花「?」
玄「あー……、これから支障が出ることもあるだろうから、俺のほうから言っておくが……」
 「あいつは男だ」
花「え、ええっ? 男? 芙蓉姫がですか? そんな、まさか―――」
玄「女があんなに強いわけないだろう」
花「たしかに、でも、胸が……」
玄「うまくごまかしてるからな。全然わからなかっただろう? お前が気づくまで言わないつもりだったみたいだな」
しれっと言う、この口調ww
そして冗談だと明かします。
花「冗談……? って嘘ってことですか?」
玄「悪い。気を紛らわせようかと思ったんだが―――」
花「ひどいです……! 今、ちょっと信じちゃったのに」
玄「後で芙蓉に言っておこう。お前がちょっと信じてたって」
ひどいや玄徳さん!w
いやー、ここで芙蓉姫が男だって信じた人、多いんじゃないでしょうかね。
私ももちろん信じました。花ちゃんと同じように普通に驚きましたよw

周りが花ちゃんを怪しいと思ってても、一番理解を示してくれて、信じ続けてくれたのも玄徳さん。
信じてくれるって、いいよね。

本当は孔明の弟子なんかじゃない、と玄徳さんに告白しにいく花ちゃん。
玄「…先生は人との交わりを避ける、変わり者だと聞いた」
 「本人も知らないうちに弟子とするということも、あるのかも、しれない」
このものわかりの良さったらw
悩んでる花ちゃんに対し、軽~く超ポジティブ発言を連発してくれます。
玄「? 俺は先生の弟子という名目に関わらず、お前自身に意味があると思っているが」
花「で、でも、そんな期待してもらっても、何もできなかったら―――」
玄「それは期待した人間の判断が間違っていたということだな。お前が責任を感じる必要はない」

玄「お前がなんであろうと、俺はお前のことを歓迎する。それは変わらないぞ」
三木さんのお声は、何て言うか、包容力があるんですよね…。
こんなセリフも嫌味なくすっと入ってきます。
花「……どうして、そこまで信じてくれるんですか?」
玄「信用に足る人物かどうかくらいは、接していればわかる」

玄「俺は自分の命と同じようにあいつらの命を守るし、あいつらも自分の命と同じように俺を守ってくれる」
 「俺はお前のことも同じように守ると誓う。だから力を貸してくれ」
このセリフなんて、ちゃんと花ちゃんを尊重してくれてるのがわかりますよね。
偉い人なのに、同じ目線でのこの言葉。人間出来てる!
無条件で懐に入れてくれるんですよ。ステキ!

二人で過去に飛ばされた時も、一番動じてなかった気がする。
普段から柔軟な考え方をしてるせいだろうな。
その後の行動もものすごく落ち着いてる。咄嗟の言い訳も見事な物。この機転!ステキ!w
玄「俺はお前がどんなことを言っても、お前のことを信じるぞ」
そしてこのセリフですよ。

その後花ちゃんが意を決して玄徳さんにすべてを話すと、もちろん信じてくれるし、むしろ励ましてくれるわけです。
玄「この世界に来た時は、一人だったのか?」
花「はい」
玄「それなら、今度は一人にしなくて良かった」
玄徳さ~ん!(;_;)
花「私は、いいんです。でも、玄徳さんがいなくなったら困る人がたくさんいます」
玄「……そうだな。でも、お前がいなくなって困る人間だっている」
ひょっとして、この頃から結構気にかけてた…?のかな…。
玄「まあ、突然来たなら、きっと突然帰れるだろう。焦ってもしょうがないんだし、今できることをすればいい」
 「どうしようもないものは、どうしようもないからな」
この声がまたね、いいんですよ。本当にこともなげに言ってくれます。
(どうして、玄徳さんはこんな状況なのにそんな風に笑ってくれるんだろう)
玄「あまり思いつめるな。お前は一人じゃない」
そして、その町で一騒動あった時も、花ちゃんもすごいけど、玄徳さんがもう大活躍。
さすが普段から人の上に立つ人間だなあと思わせます。
この時代では一介の兄ちゃんな玄徳さんなのに、その言葉で、周りの人々も奮起しちゃうんですからね。
(やっぱり玄徳さんには人を動かす力があるんだ……。玄徳さんがいれば大丈夫)
ホント、頼りになります。

でも、みんなのお兄ちゃん的な存在だから、誰に対しても面倒見いいのかなーと思うじゃない。
だけどさ!やっぱり特別扱いしてくれてたんだよね!
その部分がさりげなく見えてくるのが良かったなー。
花ちゃんが意識し始めるのと同時くらいだったでしょ。
あれ、タイミングがずれてたら、あそこまで盛り上がらなかったと思うな。
(玄徳さんって……かっこいいな)
(しかも優しくて、皆に頼りにされてて……)
(玄徳さんって彼女いるのかな……。あんまりそういう話は聞いたことないけど……)
(いるよね、絶対……)
(玄徳さんはどんな女の人が好きなんだろう。やっぱり美人で優しくて頭が良くて、性格が良いお姫様かな)
(そのくらいじゃないとなんか釣り合わないよね)
意識し始める花ちゃん。
玄「……たしかに男所帯の中にいれば自然と感覚が違ってくるのかもしれないが、花、お前ももうちょっと……」
花「?」
玄「いや、でもこの場合は周りが悪かったか……」
 「花、お前の国では、恋仲でもない結婚もしていない男女が一夜を共に過ごしたりするのか?」
場合によってはあると答える花ちゃん。
玄「……お前もあるのか?」
これ、どうよ?ちょっと意味深発言じゃない?w
花「二人きりはないですけど、皆でなら……」
すると玄徳さん、こんなことを言いだします。
玄「いいか、この国ではそういったことをするのは不埒とされている」
 「軽い気持ちでそういったことを了承すると、相手に勘違いされかねないから気をつけたほうがいいぞ」
 「職務以外で二人きりになるというのも本来なら避けた方がいいくらいだ」
花「……そうなんですか。でも、そういうのって地位の高い人の場合じゃないんですか?」
玄「位の高さは関係ない。こういうことは用心しすぎるくらいで丁度いい」
 「でないと、将来お前と添い遂げる男が悲しむ」
この発言で思わず玄徳さんを意識しまくる花ちゃん。
玄徳さんの方はどういうつもりで言ったのか。
保護者としての発言なのか、ヤキモチの入った発言なのか…。
このどっちとも取れる感じがいいよねw

その後、動乱の中赤ちゃんを拾う二人。
どうやらそれは皇帝らしいとわかります。
乱闘に巻き込まれ、その拍子に本のページがめくれ、光に包まれる二人。
気付いたら玄徳軍の元の部屋に戻っていました。
その時のシーン。
花「玄徳さん……、私あの場にあの子置いてきちゃっ―――」
玄「ああ」
花「ごめ、なさ―――。頼むって言われたのに……」
玄「……」
花「……玄徳、さん?」
(なんだろう、じっと見て)
(怒ってる、のかな、なんだか雰囲気が……)

玄「あ、ああ、悪い」
何だか考え込んでいた様子の玄徳さん。
もちろん怒っていたわけではありません。
軍議に向かう玄徳さん。
玄「花、お前は部屋で休んでいろ」
花「いえ……、私も参加させてください」
玄「……あまりその本は使うな」
この玄徳さんの真意ものちにわかりますが、花ちゃんはこのあたりからどんどん悪い方向へ思考を持って行くんですよね。
芙蓉姫と好きな人の話をして、玄徳さんを好きなんだと自覚した花ちゃん。
悪い考えを振り切って、少しでも玄徳さんの役に立ちたいと本を使い、出てきた策を玄徳さんに伝えに行きます。
玄「本を、使ったのか?」

玄「本を使ったら、あんな風にまた突然消えたりするかもしれないんじゃないのか?」
この言葉でなぜか花ちゃんはマイナス思考になる一方です。
誰かが巻き込まれると困るからかな、本の力にばかり頼ってって思ってるのかな、とか。
玄徳さんが心配しているのは、花ちゃんが突然消えてしまうこと。
こんなにはっきり言ってるのにー!
…まあ、こういうすれ違いがあるから盛り上がるんでしょうけどねw

玄徳さんの気持ちは、2周目に開放されるこのシーンでわかります。
雲長に対してこのセリフ。
玄「―――熱に浮かされてるようなものだ」

玄「それなのに、俺は何も見えなくなるかもしれない。それが怖い」
 「現に、俺は我を忘れて君主よりも彼女を選んだ」
 「……この歳でこのざまだ。情けない」
いつのまにかめっちゃ惚れ込んでるよーーー!!
玄「今ならまだ止められる。何もない今ならまだ。傷つけるくらいなら止めるべきなんだ」
これは、花ちゃんが違う世界から来て、いずれそこに帰らなくてはならないことがわかったからなんですね。
こうして離れようとする玄徳さん。
すれ違いはどんどん大きくなるわけです。
さっき、黄巾党の時代からこの時代に戻って来た時、玄徳さんが花ちゃんをガン見してたのは、皇帝よりも花ちゃんを選んでしまったことで、自分の気持ちに気付いたりちょっとショックを受けたり、いろんな葛藤と戦っていたから、なんでしょうね。

1周目で、玄徳さんも気がある?ってプレーヤーにはっきりわかるのはあそこですよね。
扉越しの逢瀬。
あんな二人して扉に頭くっつけちゃってさ。
初キュンシーンでしたよ。

その後、玄徳さんに婚約の話が持ち上がるわけですね。
表向きは賛成する花ちゃんも、陰では泣くわけです。
そんな夜、玄徳さんが花ちゃんの部屋を訪れます。(2周目)
玄「……いつか帰る時まで、せめてお前を守らせてくれ」
 「その時には、きっと引き止めるような真似もせずに送り出すから、どうか、それまでは……」
 「……本を遠ざけようとした人間の台詞じゃないか」
で、ここでついに行動に移すわけですねwwまあ、ここには書きませんがw

両思いなのに、すれ違いは順調に進行中です。
玄徳さんは、花ちゃんが突然消えるのを恐れて「本を使うな」と言うけど、花ちゃんにはその真意は伝わらず。
また、花ちゃんは玄徳さんの役に立ちたくて本を使うけど、それを見て、玄徳さんは花ちゃんが帰りたがっていると思う。
切ないわー。

でも、玄徳さんは裏でこんな行動に出てました。(2周目)
益州に入った玄徳軍は歓迎され、宴会を開いてくれました。
その席でのこと。
若い兵士「いい加減声かけるくらいさっさと行けよ」
若い兵士二「うるせーな!」
玄「おい、騒ぐのはいいがあんまり暴れるなよ」
兵二「うわ、すみません玄徳様」
玄「何をやってるんだ?」
兵「こいつが―――」
兵二「やめろ、言うなよ!」
兵「花殿に、声をかけることすらできないでいるんですよ。こういう宴の時でもないと機会もねえのに」
兵二「うるせえ、それだけ真剣なんだよ」
玄「―――」
兵「情けないでしょう。言ってやってくださいよ」
玄「……―――あいつは、だめだ」
兵二「え?」
玄「もう相手がいるみたいだぞ。他のやつを探すんだな」
兵二「そうなんですか!?」
兵「ほら、お前がのろのろしてるからだよ」
玄徳さん、牽制しやがった!
これはいい独占欲w
玄徳さんってさ、仁の人のくせに、しれっと嘘つくよねw
もう、このエピソードは大好きです。これだけでキュンキュンできるw

そしてその直後。
花「そういえば……、仕事以外でこうして嫁入り前の娘が男の人と二人きりになるのは良くないんですよね」
 「あ、でもこういうところだと、二人っきりとは言わないのかな」
玄「……妻にすればいいのか?」
花「え?」
玄「妻にすれば、お前は―――」
ここ!!文章では「―――」ってなってるとこは、実際は「俺のものになるのか」って言ってるんですよね!
もう憎い!憎い演出!!
玄徳さん、想いが溢れすぎです(>_<)
花「? 玄、徳さん? すみません、今、なんて―――」
ぎゃー!もう花ちゃん、ちゃんと聞いときなさいよ!!
これを聞き逃したばっかりに、ずっとお互い誤解したままエンディングまでまっしぐらですよ。

芙蓉姫に、玄徳さんに花ちゃんの様子に注意しておいてくれと言われた、と言われる花ちゃん。
それを聞いて、何かするかもしれないって疑われてる、信用されてない、と思う花ちゃん。
もう!どこまでこじれるんだか。
芙「……心配してるんだと思う。あなたのこと」
花「違うよ」
芙「いいから聞きなさい。私のほうが玄徳様との付き合いは長いんだから」
 「玄徳様は信じる人なの。仲間を疑うなんて考えられない」
(そういえば、初めてここに来た時、皆が私のことを怪しんでても、玄徳さんだけは信じてくれた。話を聞いてくれた。)
(でも今は、まるで逆だ―――)
花「なら、私は特別だ。嫌われちゃったのかな」
こういうマイナス思考って、連鎖しちゃうんだよね…。
わからんでもないけど、傍から見てるとやっぱりイライラするw
お互いの気持ちはこじれるだけこじれたまま、クライマックスへ。

全ての戦いが終わり、本を開けば元の世界に帰れる状態になったものの、玄徳さんと離れがたくて帰る機会を延ばしていた花ちゃん。
そんな時、偽尚香さんがついに正体を現し、玄徳さんの前で花ちゃんを人質にするわけです。
花ちゃんを助けようとする玄徳さんの様子を見つつ、はっと気づく花ちゃん。
(そうだ、本がある……)
(私には本があるんだ)
花「玄徳さん、私のことは気にしないで逃げてください」
(この本があれば、玄徳さんを助けられる)
花ちゃんの思惑に気付いた玄徳さん。
玄「―――! やめろ!」
(このまま本を開けば、多分帰れる。人質がいなくなれば、玄徳さんも自由に動ける)
玄「花! ―――それを使うな!」
必死に止める玄徳さん。
それでも本を開こうとする花ちゃん。
そこへ人々が駆けつけ、尚香さんが偽者だと判明。
その場は収まります。
ここからですよ!
まだ誤解し続けてる花ちゃん。ついに泣き出します。
花「まだここにいなきゃいけないんですか。いつまで耐えなきゃいけないんですか」
 「そばにいるのもつらいのに、全部終わるまではって思って。もう全部終わったのに―――」
玄「花……」
花「もう、やだ。玄徳さんなんか好きにならなければ良かった」
 「もう、やなんです。なんで止めたりしたんですか」
 「もう私がいなくても、師匠がいるから何も困ることなんかない―――」
玄「……なんだって?」
いやー、ぶちまけましたよ花ちゃん!

玄徳さんは割と素直に気持ちぶつけてましたからね。
…花ちゃん本人にはまるで届いてなかったけどw
逆に花ちゃんの方は、玄徳さんに対してあんまり気持ち表現してなかったでしょ。
これは玄徳さんの方がびっくりしたと思うなあ。

ギャラリーも増えてきたので玄徳さん、こんなところじゃゆっくり話もできない、と花ちゃんをお姫様抱っこして部屋に連れて行きます。
プレイヤー、もう今後の展開への期待でドキワクですよw

ようやく二人きりになり、壁に手を付き、花ちゃんと向き合う玄徳さん。
このスチルの玄徳さんがもうホント素敵。
玄「……さっきの言葉を、確かめさせてくれ」
 「本当、なんだな? 本当にお前が俺を想ってくれていると―――」
花「―――は、い」

花「玄徳さんのことが、ずっと好きでした」
玄「……―――どうすればいい?」
花「……?」
玄「もう俺はきっとお前を離せない。それでも、許してくれるか」
どうすればいい?いやー、このセリフ!いいですね、なんか!
ずっと花ちゃんを元の世界に帰してあげなきゃと思ってた玄徳さん。
しかし、思いが通じ合った今となっては、元の世界に帰してあげるのと自分と共にあること、花ちゃんにとって一番いいのはどちらなのか、そして花ちゃんの一番の望みはどちらなのか、もう自分ではわからない、って感じだよね。
でもまあ最終的には、自分の望みをぶつけるわけですけどw
玄「……お前も同じ風に思ってくれてると、信じてもいいのか?」
花「……私、も、玄徳さんと一緒にいたいです」
玄「花」
花「え―――、玄、徳さ―――待っ」
玄「悪い。待たない」
キュンキュンですよもう、この流れ。
ずっと我慢してたんだなあ、って感じですよ。
花ちゃんは花ちゃんで、ずっと嫌われたんだって思ってたからなあ。
カタルシスってやつですよね。
今までプレイした乙女ゲームのどのキャラよりもキュンキュンしたシナリオでした。

それでもこの三国恋戦記には、まだまだ対抗馬がいるんですからねえ。
すごいゲームですよ。

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